建交労日幸製菓支部・年末一時金団交

「不当な格差は許せない!」

 建交労日幸製菓支部は1月16日、年末一時金の上積みを求めて団体交渉を行いました。13年は「赤字だ」と一時金はゼロ回答。14年は「2千万円の黒字」と正社員は1・91か月、平均で42万8千円の回答がありました。しかし契約従業員、パートなど非正規社員に対しては勤務時間固定の人に0・10か月、正社員と同じ変動勤務時間の人には0・05か月の回答。正規との格差は言うに及ばず、非正規の間でも差を設けた回答で、これには労組も「組合員の多い変動勤務時間を差別するものだ」と怒り心頭です。

 団交では「12年は正規1・16か月、非正規0・15か月。なぜ今回は正社員が上がったのに契約従業員は下がるのか?」と問いましたが、会社は「そもそも契約従業員に一時金の規定は無く、寸志として出しているのだから正社員との比較は関係ない」の一点張り。「ここまで格差を設けるほど正社員と契約従業員の仕事に違いはあるのか?」の問いに会社は「ある。役割と責任が違う」と「正社員の役割」を列挙しましたが、それらは契約従業員も担っている役割ばかり。会社は「責任の重さが違う」と強弁しましたが、それは目に見えないものです。「パート労働法によれば、正社員とのバランスを考えた賃金にすべきだ。0・05か月ではとても及ばない」と追及しました。団交の最後に労組から「最低限の妥協案」として①12年実績(0・15か月)を支給すること②未合意のままになっている夏季一時金は2千円を支給すること(夏は勤務時間固定の人に2千円支給、変動勤務の人は支給無)を提案。会社は持ち帰り再検討することになりました。再回答と次回の団体交渉は2月の予定です。(文責・森)