派遣法改悪を許すな!東海労働弁護団岐阜支部と岐阜県労連、シンポ開催

 東海労働弁護団岐阜支部と岐阜県労連は、10月11日(土)、岐阜市民会館にて、「これでいいの? 派遣法改悪シンポジウム」を開催し、約20人が参加しました。

 冒頭、仲松弁護士(東海労弁岐阜支部長)より「安倍政権は雇用破壊を進めている。また、派遣法改悪法案を臨時国会に提出。派遣の実態をよく知って、反対運動をしていきたい」との挨拶がありました。

 続いて、派遣労働者らの実態告発の報告がありました。岐阜青年ユニオンの鶴田さんは「2008年のリーマンショックで派遣切りとなって以後、派遣・請負の仕事を転々とするなかで、労働契約がすぐにキャンセルとなったり、勝手に賃下げされた経緯」を報告。JMIU可児加茂分会の日比野さんは「現在、派遣でパチンコ台の点検作業に従事している。点検見逃しがあるとすぐクビになる。そして、会社都合で勝手に仕事を休ませられ、その補償も無い」と説明。「手取り月10万円未満のこともよくあり、人間らしい生活ができない」と告発。派遣法改悪案については、田島弁護士が解説。改悪されたら、企業が永続的に派遣を利用でき、正社員の派遣代替が進行して、働く貧困層が拡大することの説明がありました。この説明の後、活発な質疑応答があり、派遣法改悪問題についての学習を深めました。

 最後に、改悪反対の運動を力を合わせて進めていくことを確認し合いました。